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サキシマハブの毒性はそれほど強くありません

サキシマハブ Protobothrops elegans

くよーなーら!
今日は八重山列島の固有種「サキシマハブ」についてお話していきたいと思います。

生息地、生態

与那国島、波照間島を除く八重山列島の固有種。森林から道路脇の茂みなどいたるところに生息。
全長は60~120cmほどで、体色は褐色から灰褐色。鎖状に暗褐色の鎖状の斑紋が入る。[1]
ハブと同程度かそれより弱い毒を持っている。
繁殖形態は卵生。繁殖期は7月頃で、1回に3-13個の卵を産む。[1]

探検レポート

2018年の西表の旅は6月に行きました。いつもは3~4月に行っていたので若干動物たちの活動具合が違いました。
というか、6月のことを今さら書くのかよって感じですよね笑
2月は沖縄の本島に行くので楽しみにしていてください!

さてさて6月の西表に戻りますが、梅雨明けの時期だからか異様にサキシマハブが多い。。。
サキシマヒラタクワガタの写真を一生懸命撮っていて、真横にいたのはマジでビビりました汗
ハブやマムシは近づいても動かないので本当にわからない。ぎりぎりまで接近して発見ってことが多いです!

田舎の田んぼとかで生き物探してるとだいたい「マムシに気を付けて~」と言われますが、その通りだなと思います。

西表島滞在中は毎日のようにサキシマハブを見ました。

サキシマハブ
サキシマハブ

かわいい顔をしていても油断は禁物です。猛毒を持っているので距離感をしっかりとって撮影に臨みました!
真横にいたサキシマハブは、私がびっくりしてジャンプしたとき逃げてしまいました。一番デカくて伸びた状態でいたので写真に収めたかったです。

ほとんどの個体が茂みや森の中にじっとしていました。でも雨の日は道路に丸見えの状態でとぐろを巻いていました。もしかしたら雨の日はカエルが道路にたくさん出てくるかもしれませんね!!


確実ではないのでなんとも言えませんが、何個体も見ることで気づかされることがあるのはうれしいことです。

サキシマハブの毒性はそれほど強くありません

サキシマハブ

濡れたヘビってなんかいいですよね!
道路で獲物を待っていたようです。
それにしてもこのサキシマハブは他と比べて模様が薄いというか、オレンジ色の強い個体でした。

さて、サキシマハブの毒性についてですが、ハブ属としては比較的弱い部類に入るようです。しかし、ハブはハブ。安易に手を出してはいけませんよ!そして仮に噛まれたら、病院に駆けつけてください!噛まれても死亡例はないと家あれていますが、後遺症など残る可能性もあります。

捕食中のサキシマハブ

夜中車で走っていると、道路脇の植え込みから何やら長いものが出てくるのがライトに映し出されました。

「あっヘビだな。写真撮ろう。」と思い車を止めた瞬間
、、ぱくっ!!! 
ヤモリが捕まりました!

野生の生き物の狩りってなかなか見られないので、大慌てで車から飛び出します!!
よく観察すると口を動かしながらドクッドクッっと毒を注入しています!
そんなにやらなくても、、ヤモリもう動いてないよと思いましたが、容赦ないですね。
完全に息の根を止めて茂みに戻って行きました。

サキシマハブ

まとめ

今回は西表島のサキシマハブについて書いてみました。
他の地域の同種も見てみたいですね。

半年くらい前のことなのによく覚えているものです。
生き物のエピソードってなぜかなかなか忘れないんですよね。
それに帰っていろいろなことを調べるのでその時の行動理由がわかったりすると更に深みが増していって楽しいです!

次回はサソリっぽい生き物について書いていきたいと思います!
お楽しみに!

参照
[1] Wikipedia