
ヤンバルオオムカデ Scolopendra alcyona
はいさい!
今回は沖縄本島で見た「リュウジンオオムカデ」について話していきます!
リュウジンオオムカデの生息地、生態
日本(沖縄島)固有種。
全長20~27cm。
沖縄県北部の森、渓流などに生息する。落ち葉や倒木の下などで生活する。ミミズ、陸棲の巻貝、サワガニ、クモなどの節足動物・甲虫などの昆虫などを食べる。
口に毒を持つ。
探検レポート
リュウジンオオムカデの大きさは日本最大級です。
5月、何かいないかと友人とヤンバルへ!
両生類、爬虫類の充実したいい日でした。
色々な生き物を見て探検も終盤。帰り道でもホルストガエルがいたりイボイモリがいたりとまだまだ何か出そうな予感、、、
だいたい「何か出そう…」と感じても何も出ないことがほとんどですが、この日は違いました。
ユキがイボイモリを一生懸命撮っていると、、
友人「やんばる、やんばる!!」
ユキ「やんばるくいな!?」
皆も爆走で現場に向かっているし、ユキもイボイモリとお別れしてダッシュで向かいました!
どこだヤンバルクイナ!!
、、、
皆地面に向かって叫んでる。。
友人一同「出た~リュウジンオオムカデ!!!」
ユキ「そっちか~~い!どわぁすげぇ~~でっけ―!!!」
※この時はリュウジンオオムカデはヤンバルオオムカデと呼ばれていました。

正直ヤンバルクイナより嬉しいですw
こんな大きなムカデ初めて見ました!
サイズ、リュウジン特有の青い脚、動きの速さ、完全に好きになりましたw
リュウジンオオムカデは突然現れます。
さてリュウジンオオムカデがいた場所は行きに通りましたし、ユキは途中で車まで忘れものを取りに行ったので1往復半はしているエリアでした。
あの巨体であれだけのスピードで動き回るとは、、ヤンバルの地上で生活する生き物ではひとたまりも無いでしょう。
いつかお食事中のところも見てみたいですね!
リュウジンオオムカデの生態

大人のリュウジンオオムカデは川沿いや森の中を徘徊していることが多くなかなか見ることができません。
実際にリュウジンオオムカデを見たときの映像をご覧ください!
良かったら全部見てねw
子どものリュウジンオオムカデを探しに行った時の映像はこちらです!
こちらではリュウジンオオムカデが泳ぐ姿も見られますので、是非ご覧ください!
※追記 (2020/04/05)
最近はリュウジンオオムカデがどんな生態をしているのか、観察を通して勉強をしています!
小さな個体から大きな個体まで一年間で50匹以上見てきました!
以下では分かったことをまとめていきます。
・幼体から亜成体は小川近くの沢に住む
・成体は沢付近や森を徘徊
・採集ポイントでは特に個体数が少ない
それぞれについて簡単にまとめていきます。
幼体から亜成体までは基本小川に住んでいて、夜小川付近を探すと見つけることができます。(かなり根気が必要です!)
成体は沢付近や森を徘徊しているため、何度も通い運に頼る。
今のところ成体を見たのは、たまたま見かけた個体のみです。
飼育目的の採集で行かれる方が多いポイントではヤンバルオオムカデはなかなか見つからない印象があります。
おそらくですが、定期的に数が減ってしまうこと、石や木がめくられて生育しにくい環境になってしまうことがあげられます。
いつも見ているから思うのは節度を守って楽しく採集した方が、長い目で充実するだろうということです!
ヤンバルの夜は一人では危険です

毎度言っていますが、ヤンバルの森は危険がいっぱいです。
ヒメハブが一晩で20匹ほどいたことも、、、
それにヤンバルはホンハブもいます。

ヤンバルを歩いてみて知識と危機管理がないと危険だと感じます!
まとめ
はい!
今回はリュウジンオオムカデについて書きました!
見たかった生き物が着々と見れていて沖縄生活は充実しています。
また次回もお楽しみに!!